ホルモンが性欲をコントロールしている?
人間の体の中では100種類以上にも及ぶホルモンが放出されています。
生きるのに必要な消化吸収、睡眠と覚醒から恋愛やセックスまで、これらの営みはホルモンや脳内物質の影響が大きいんです。
ということは、ホルモンの分泌が上手くいかないと、性に対する積極性も変わってくるってことなんですよね。
「最近、性欲がなくなってきたな……」
ってときは、実はホルモンが大きく関係していることが多いです。
数あるホルモンの中でも性欲に大きな影響があるのが、テストステロンです。
テストステロンは、人でたとえると超肉食系でガツガツ貪欲で、オラオラ系のマッチョです。男らしさの塊ともいえるホルモンなんで、これがちゃんと出ていないと、どんどん性欲が少なくなってしまいます。
身に覚えありませんか?テストステロン減少の原因
睡眠不足
しっかり睡眠を取ることは、テストステロンの維持に大きな影響があります。
たとえば、4~5時間の睡眠と7時間の睡眠ではテストステロン値がはっきりと違って、睡眠不足が1週間続くとテストステロン値が最大で15%も低下すると言われてます。
最近、仕事が忙しくてあんまり寝てない……
そんな人はテストステロン値がかなり下がってる可能性が高いですよ。
性欲の元になるテストステロンを分泌するためには、最低でも6時間は寝ておきましょうね。
大量飲酒
仕事の疲れを癒やすには酒が1番。
そういう人は結構多いんじゃないでしょうか。
俺も毎日のように酒は飲んでます。
適量のお酒であればテストステロンの分泌量はアップします。
ちょっとお酒が入るとムラムラしてくるって経験ありますよね。
じゃあ適量っていうのがどのくらいかっていうと、ビールならば500ml、日本酒ならば1合くらいです。
これ以上の酒を飲み続けると睾丸がダメージを受けてしまい、確実にテストステロンの分泌が減ってしまいます。
まったく酒を飲むなとはいいませんが、ここぞというときは量を抑えてテストステロンの減少を防ぎましょう。
男性の性欲を増進させる!テストステロンをアップさせるために
有酸素運動
適度な有酸素運動はテストステロンの分泌を促してくれます。
ただ、あまりに過度な運動は逆にテストステロンを消費してしまうので注意です。
軽いジョギングを1時間くらい続けるのがちょうどいいですね。
運動した日としない日では、テストステロンの量がはっきり変わってくるので、運動は大事ですよ。
健康維持だけでなく、性欲維持にも運動は有効です!
ねばねば食材
納豆、オクラ、モロヘイヤといったネバネバした食品には、ムチンという成分が含まれています。
ムチンはタンパク質の吸収をサポートするので、テストステロンの量アップに役立ちます。
テストステロンはコレステロールから合成されるんですが、そのエネルギーとなるのがタンパク質由来の酵素なんですよね。
ネバネバ食材って、なんだかそれだけで性欲アップしそうな感じがありますよね(笑)
亜鉛
亜鉛は精力剤にもよく含まれているくらい性欲に関係する成分です。
一説には毛髪の亜鉛の濃度が高い男性はテストステロンの活性度が高いとも言われており、亜鉛が精巣をサポートしているのでは、という話もあります。
ただ、食べるだけで性欲がアップするかもしれないなら、試してみない手はありませんよ!
亜鉛が多く含まれている食材は、貝類です。
特に牡蠣は2粒食べるだけで、1日の亜鉛がまかなえるのでオススメです。
褒め言葉
金融街で活躍するトレーダーのテストステロンの量を調べたところ、儲けが出た日は数値が高かったという研究報告があります。
実はテストステロンは別名「勝利のホルモン」とも呼ばれています。
人間は、欲しいものをゲットしたり、賭け事に勝ったり、社会的に成功したりすると脳幹からドーパミンという神経伝達物質が分泌されます。このドーパミンの分泌を促すのが、テストステロンなんです。
何かに勝つだけでなく、褒められるだけでもテストステロンの量は増えると言われているので、パートナーや上司から褒めてもらえば、テストステロンの量もアップします。
褒めると伸びるのはこういう理由もあったんですね。
普段から褒められていれば、性欲も確実にアップしますよ。